2011年9月12日月曜日

Mac mini (2011 mid) 2.3GHz MC815J/A レビュー

Mac mini (2011 mid) 2.3GHz を購入して1ヶ月、使ってみた感想をレビューします。
Mac mini 2011 Mid Core i5 2.3GHzを開封

【CPU処理速度】
Windowsから本格的に乗り換えるために買ったので、画像編集とWebサイト作成が十分できることが条件でした。CPUのスコアはGeekbenchで5839とでていたので、それまで使っていたWindows7のノートPCの4200より大幅に高かったため、写真現像の用途では全く心配なく購入に踏み切りました。

Mac mini(mid 2011) 2.3GHzのCPUの性能はLightroomでの写真現像やPixelmatorの画像編集、簡単なWeb作成の用途なら十分です。これくらいの用途であればファンの回転もゆっくりなのか、全くといっていいほど音がしません。静音性も最高です。

ただ、3Dグラフィックスを使用するソフトはほとんど使用していないのでそのような用途で使う場合はグラフィックス性能を含めて十分かどうかはわかりません。


【メモリ増設 2GB => 8GB】
購入後しばらくメモリを2GBのまま使ってみましたが、写真現像ソフトのAdobe Photoshop Lightroomを立ち上げるとスワップが頻発して非常にストレスがたます。そこでCFD社のW3N1333Q-4Gを購入してメモリを8GBに変更したところ、私の用途では全くスワップが発生しない快適な環境になりました。

CFD社のメモリに交換した後、Geekbenchにかけてパフォーマンスを検証してみるとみると6005というスコアが出たのでスワップがなくなっただけでなく、若干ですがメモリアクセス速度も向上していました。とにかくMac mini (mid 2011) 2.3GHzを購入したらメモリを8GBにするのを強くおすすめします。

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【SSD化の検討】
それまで使っていたMacBook AirのSSDのアクセスが早くて非常によかったため、内蔵のハードディスクの500GBをSSDにかえるか考えました。しかし、メモリを8GBに増設後はスワップを全くといっていいほど起こさないし、OS X Lionのマルチスクリーン環境だと使用頻度の高いソフトはたいてい起動しっぱなしになるのでほとんどHDDに長時間アクセスすることがありません。

唯一、Mac miniの立ち上げ時にログイン画面が出るまで35秒程度またされますがこれは全くの許容範囲だと思います。これが気になる場合はスリープで運用するという手もあります。これならば5秒もあれば再開できてしまいますので、Windowsユーザーからするとスリープからの起動の速さは衝撃的です。

個人的にはMac mini (mid 2011) 2.3GHzはSSD化しなくても、メモリを8GBに増設さえすれば十分快適に使用できると思います。むしろその資金は他の周辺機器に回すのが吉です。


【Time Machine】
Apple純正のTime Capsule 2TBを検討しましたがWifi機能は特にいらなかったので候補から外しました。手持ちで使っていなかったWestern DigitalのWD20EARSがあったのでこれにGroovyのECO-CASE3.5-U2-SLをつけて、USB外付けTime Machineとして使用しています。ケース側がエコモードを搭載していて電源連動ができるのでつけっぱなしで楽々運用できます。

もしも外付けHDDを新規で購入予定でMacのアルミデザインにあわせたいならばLACIE(ラシー)のHDDがおすすめです。アルミの質感がすばらしいです。

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【入力デバイス】
Apple wireless keyboardとMagic Trackpadを使っています。Windowsから乗り換えるユーザーに特におすすめなのがMagic Trackpad。いままで使っていたマウスをそのまま使うのもいいけれど、変化を求めてMacを使うなら絶対にためして欲しいです。表面処理のなめらかさとマルチタッチの快適さでOS X Lionを使うならこれをつかわないと本領発揮できないと思います。

ちなみに初期設定からApple wireless keyboardとMagic Trackpadを使うことができました。

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【光学ドライブ】
Mac mini(mid 2011)には光学ドライブ(DVD/CD)がないので、これがないから購入に踏み切れないという人もいるかもしれません。しかしデータならWidonwsの光学ドライブを「DVDまたはCD共有」で使ってしまえば問題ありません。

そうはいっても光学ドライブが欲しい場合はMacBook Air Super Driveがおすすめです。Mac miniでも問題なく使えますしデザインのマッチングもすばらしいです。データをDVDにバックアップすることもできますし、DVDも見れます。

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【ディスプレイ】
Mac miniのいい点はディスプレイを自由に選べること。Thunderboltポートで2560 by 1600 pixel、またはHDMIで1920 by 1200 pixelまでサポートしてます。「HDMI-DVIアダプタ」が付属されているのでWindowsで使っていた1680 by 1050 pixelのディスプレイも問題なく使用できています。

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【総評】
Mac mini (mid 2011) Core i5 2.3GHzを一ヶ月使ってみて本当に買ってよかったと思います。Mac mini自体のデザインもすばらしく、それに似合う製品を買っていくうちに机のまわりがすっきりとしてくるという効果もありました。

Mac miniと周辺機器


CPUもよっぽど処理能力を必要とさせるような処理をしない限り十分ですし、メモリは自分で増設しさえすれば問題なくなります。メモリの増設は非常に簡単です。

欲を言えばもっと簡単に内部のHDDが交換できたり、余っているスロットを標準で利用できたりという拡張性がほしいです。また、標準ではディスプレイだけでなく、キーボードやポインティングデバイス(マウスやトラックパッド)も自分でそろえないといけないので注意が必要です。

Mac mini (mid 2011) 2.3GHzはWindowsを使っているがちょっとMacを使ってみたいという人から、本格的にMacをメインに乗り換えたいという人まで幅広くおすすめできます。OS X Lionを快適に使いたい人にもいい選択肢です。

本領を発揮巣させるために、8GBのメモリとMagic Trackpadとともに使うことを強くおすすめします。




 

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